コラム:世界のリスク2019年版

前回のタピオカショック!?の記事で
タピオカがブームになると大きな金融ショックがおきることを紹介しました。

今回は実際にどんな金融危機が起こる可能性があるのか、紹介していきます。

米中貿易戦争の激化

これはいわずもがなですね。
米中の関税の掛け合いの背景には、米国の巨額の貿易赤字に加えて、
中国の長年の知的財産権の侵害(日本の企業もさんざんやられました…)や
ファーウェイ問題、5G問題など、さまざまな分野があります。

2019年6月末のG20で米中首脳会談がありますが、果たして解決するのか、
解決に向けて前進するのか要注目ですね。

※2019年8月11日追記:2019/9/1から新たに追加関税第4弾が決定されました。
 これで中国からアメリカに輸出されるすべての製品に関税がかかりました。
 米中貿易戦争は激しくなる一方です。

ハードブレグジット

これもいわずもがなですね。

現在、メイ首相が退陣し、労働党の新党首の選挙を行っています。
EU離脱の期限の2019/10/31までに
イギリスとEU双方が満足する結果が得られるとはなかなか思えません。

そうなればハードブレグジット(合意なき離脱)になり、
イギリス経済の減速や混乱は免れません。

※2019年8月11日追記 ボリス・ジョンソン新首相はハードブレグジットも辞さない姿勢で、 
 ポンドが歴史的な下降トレンドになっています。
 また、2019年8月9日に発表された英GDPは2013年以来のマイナス成長で
 実態経済や投資も減退していることがわかります。

ドイツ銀行の破綻

ドイツ銀行(ドイツで一番大きい銀行)が巨額債務を抱えていること、
株価が最安値更新中ということをご存じでしょうか?

負債総額は260兆円と言われていて、
リーマンショックの引き金になったリーマンブラザーズの負債の4倍以上ともいわれています。

マイナス金利による収入の減少、行員の高額な報酬に加えて、
マネーロンダリング疑惑などがあります。

また、CDS(クレジット デフォルト スワップ。デリバティブの一種。
企業や国が倒産するしないに賭ける金融商品。
レバレッジを大きくかけていてリスクも大きい)を大量に保有し、
このデリバティブがそろそろやばいんじゃないかと言われています。

最近ではコメルツ銀行(同じドイツの銀行のひとつ)との救済合併の話もありましたが、
合併自体が破綻に終わりました。

YOKO的には、ドイツ銀行の破綻が一番怖いです・・・

注釈:ドイツ銀行がやばいというのは、4~5年前から言われているみたいですね。
もちろんやばいことには変わりないですが。

チャイナリスク ~債務問題~

中国は企業救済のために、企業の社債を国や銀行が大量に引き取っています。
中国の景気減速もあり、銀行の不良債権問題に発展しつつあります。
前述の米中貿易戦争の影響でさらに景気は悪くなり、負債額は悪化しています。

中国共産党が国の威信をかけて、巨額の資金を投じているため
すぐに銀行が破綻するなどはしにくいでしょうが、
2019年以降も大きなリスクであることは間違いありません。

トルコ通貨安

2018年8月10日のトルコリラの大暴落は記憶に新しいところです。
トルコリラの売り圧力は2019年も続いています。

トルコへの与信が大きいイタリア、スペイン、フランスの
一部の銀行の財務状況が懸念されています。

余談ですが、トルコリラをスワップ目的で買うのは絶対にやめておきましょう。
そもそもスワップ金利目的の投資やトレードはもうかりません。
(トルコリラはこれからも下がり続ける可能性が高いから)

日本のリスク

日本のリスクは大きく3つあると考えています。

  1.  消費増税による景気の冷え込み
  2.  オリンピック終了による景気の冷え込み
  3.  大震災のリスク

1. 消費増税を行うと国の景気が冷え込み税収も減少することは
  過去の消費増税で明らかなのですが…
  今回も駆け込み需要等で景気が一段と冷え込みそうです。
2. オリンピック後に景気が冷え込むのは世界の共通認識です。
 (オリンピックによる投資がなくなるから)
  特に不動産関連は深刻なようですでに不動産価格の下落し始めているようです。
3. 大震災は考えたくないですが、日本にいる以上は仕方のないリスクです。
  トレーダーたるもの常に大震災のリスクには備えておきましょう。

まとめ

いろいろな金融ショックがあって世界はどうなるんだという不安がありますが、
2019年6月時点では世界一の経済大国のアメリカ経済はまだまだ強く、
ダウ平均も高値圏であることから、明日突然大暴落が起こるとは考えにくいです。

また、もし世界の金融ショックが起きれば空売り(ショート)のチャンスです。
例:ドル円暴落 → ドル円ショート → 莫大な利益!

恐れずに、その時がきたら、トレードのチャンスです。
宵越しのポジションを持たないデイトレーダーはポジション保有のリスクはありません。
準備してきたトレードプランで大きな利益を目指しましょう。

↑ブログランキングに参加しています。
 この記事が参考になったという方はクリックをお願いします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました